2024年7月4日
ロジスティード株式会社は、住友ゴム工業株式会社(以下、住友ゴム)とタイヤの空気圧・温度管理によるトラックの稼働率向上に向けた実証実験を2024年7月より開始しましたのでお知らせいたします。
当社は、輸送デジタルプラットフォーム「SSCV®(Smart & Safety Connected Vehicle)」の開発などを通じて、輸送の安全確保、法令遵守、業務効率化、持続可能な経営など、輸送事業者が抱えるさまざまな課題の解決と事業成長を支援し、持続可能な物流の実現をめざしています。この度、当社グループが保有する車両へ、住友ゴムのタイヤ空気圧や温度をモニタリングして異常を知らせる「タイヤ空気圧・温度管理サービス」を導入し、トラックの稼働率向上に向けた実証実験を開始しました。
2024年4月より、改正労働基準法が運送業にも適用され、トラックドライバーの時間外労働制限が厳格化されました。これに伴うトラック不足により、輸送力の低下などの社会的影響が懸念されています。こうした中、各輸送事業者には輸送の効率化やドライバーの安全確保など、さまざまな取り組みが求められています。車両故障による稼働停止を未然に防ぐ対策もその一つです。今回、住友ゴムが提供する「タイヤ空気圧・温度管理サービス」によって、タイヤトラブル予知による車両稼働率向上を目的に、点検業務の効率化、燃費向上およびタイヤ寿命に関する検証を行います。
トラックに装着したタイヤ空気圧監視システム(TPMS)によって、タイヤ空気圧と温度をモニタリングします。走行時にタイヤに異常が生じた際には、ドライバーに通知され、車載用通信機からクラウドを通じて運行管理者にもメールで通知されます。一般的なタイヤ空気圧点検では見つけることが難しいとされているスローパンク(※1)も早期発見することが可能です。タイヤトラブルによる車両の稼働停止時間(ダウンタイム)を短縮するとともに、ドライバーと積荷の安全を守ります。さらに適正な空気圧管理による燃費向上や、当システムを活用した運行前点検の効率化にも寄与します。
ロジスティードグループのトラックにTPMSを取り付け、各種データを取得します。
(1)取得するデータ項目 |
GPSデータ、加速度、積載重量、タイヤ摩耗量 |
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(2)期間 | 約1年間 |
(3)主な検証項目 | ① TPMS装着による運行前点検時間削減 ② パンク発生頻度 ③ スローパンク検知実証 ④ 空気圧管理による燃費/タイヤライフの比較 ⑤ 積載量による燃費/タイヤライフの比較 ⑥ TPMS装着前後の燃費/タイヤライフの比較 |
住友ゴムは、タイヤ・スポーツ・産業品事業をグローバルに展開する総合ゴム製品メーカーです。タイヤ事業では、DUNLOP・FALKENをメインブランドに、乗用車用、トラック・バス用、産業車両用などを展開。また、CASE(※2)/MaaS(※3)に対応する高い安全性能・環境性能を実現するために、デジタルツールを用いて得られる様々なデータを利用した新たなソリューションサービスの提供にも取り組んでいます。
【ご参考】住友ゴム工業株式会社プレスリリース:ロジスティードとタイヤの故障予知に向けた実証実験を開始~タイヤ空気圧・温度を監視、トラックの稼働率を向上へ~
当社グループは、経営理念である「ロジスティードグループは 広く未来をみつめ 人と自然を大切にし 良質なサービスを通じて 豊かな社会づくりに貢献します」のもと、さまざまな『協創』を通じた課題の解決と『価値』の創出に取り組み、持続可能な社会の実現に貢献していきます。
ロジスティード(株) 広報部 TEL: 03-6263-2803
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