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ロジスティード

タレントプロダクションがEC事業に参入。
ECの世界に新たな価値と驚きを。

古舘プロジェクトさま
ネットの力を活かし、ECを足がかりに新たなエンタメの創造へ

これまでタレントや放送作家のプロデュースマネジメントを手がけてきた株式会社古舘プロジェクトがECサイト「dillydilly(ディリディリ)」を開設。同社が選んだ商品の通信販売のほか、テレビではできなかった新しいエンタメの発信も視野に。

お話を伺った方:専務取締役 グループ戦略部部長 兼 会長秘書 阪本倫代さま

テレビやラジオから、ものづくりの才能の発掘へ

御社事業について簡単にご紹介ください。

阪本さま(以下 敬称略)1984年、フリーになった古舘伊知郎とその若いブレーンが立ち上げた会社で、現在はタレントや放送作家などのプロデュースマネジメント、テレビやラジオの番組企画、制作を主な事業としています。

その御社がEC事業に進出するのはどうしてですか。

阪本当社は"人のプロデュース"をテレビやラジオかかわる以外の分野にも広げたいと思っています。その一環として、2017年4月から2020年6月まで、東京・北参道に『andMade(アンドメイド)』という"服づくり"に必要なプロ用機材をそろえた施設を開設し、新たな才能の発掘を目指しました。リアルな店舗では、そこに足を運んだお客さまだけにしか訴求できません。しかしECサイトは、サイトを訪問したお客さまやそのお客さまの口コミで、リアルな店舗とは比べものにならない反響を生み出すことが可能です。それが今回のECサイト『dillydilly』のローンチに結びついたのです。自分たちが見つけた"いいもの"を新たなチャネルでみなさまにご紹介する、その第一歩になると考えています。

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テレビにはない"スピード感"が、ネットの魅力

すでに手がけるテレビなどの事業とはどうかかわっていくのでしょう。

阪本若い世代はもちろんシニア層のネットへの親和性は年々高まっています。ネットの世界は情報伝達がすごく速くて、バズったものが心をつかむスピードはテレビの比ではありません。さらにテレビでは予算や局の都合、その他の理由でなかなか実現できない企画も、ネットなら自分たちの力だけで展開できます。今回、dillydillyはECサイトとしてスタートしましたが、私たちはECを足がかりに、私たちが得意とするテレビ番組制作やタレントプロデュースなどの事業分野とも融合したさまざまなコンテンツを用意し、発信していくことを考えています。単にECを手がけるだけなら、モールに出店するのが早道だったでしょう。でも私たちは自らのECサイトでオリジナルの世界観を作り、ファンを増やし、最終的にはモノを売るだけではないプラットフォームにしたいと考えているのです。

韓国の"発掘力"と日本の"着実性"の融合を

2020年9月のローンチ時、韓国のコスメとファッションアイテムが主な商材となっています。それはなぜでしょう。

阪本韓国人は、日本人とは違った感度、鋭い感性を持っています。『キレイ、かっこいい、ステキ、カワイイ、もっと多くの人に知ってもらいたい』そんなマインドに素直な韓国の市場は"尖ったもの""ユニークなもの"にあふれています。感度の高い韓国人が見つけた商品の中から日本人に好まれそうな"旬のもの"を選び、日本人にマッチングする洗練されたプロモーションと融合させることで、お客さまにご満足いただける商品をお届けし、また話題性を生み出すこともできると思っています。将来的にはさらに取り扱いジャンルを広げ、私たちが選んだより多くのアイテムをご覧いただくことになりますが、ローンチにあたり韓国コスメ、ファッションを選んだのは、そうした理由からです。

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物流についての知識はほぼ皆無。迫るローンチ期限

dillydillyの開設にあたり、どのような課題があったのでしょう。

阪本当社はオリジナルグッズの通販も手がけていますが、通販を社内で回していくことがいかに大変であるかを実感していました。そのため今回の本格的なECサイトの開設と運用にあたり、物流に専門の事業者を入れるという方針は不可避でした。ただ "旬の韓国コスメやファッション"を時間差なく日本のお客さまにお届けするという目的を達成するためには、ECサイトローンチまでの時間的な猶予は非常に少なく、スムーズな事業者の選定とできるだけ短期間での稼働が求められていました。

しっかりした説明と素早い対応に満足

日立物流のどのような部分に魅力を感じましたか。

阪本はっきり言って、私たちは物流についてはまったくの素人です。そんななか、いくつかの事業者にコンタクトし、それぞれのサービス内容や強みをプレゼンしてもらっても、専門用語がわからない、質問しようにも何を質問すればいいのかすらわからないという状況でした。しかし日立物流は説明もわかりやすく、またこちらが知っておくべきことまで先回りして話をしてくれる。あとで話を聞いたら、そこにいた社内のスタッフ全員が、インスピレーションとでも言うのでしょうか、『この会社と契約したいな、いやたぶん契約するだろうな』と思っていたそうです。そして料金が従量課金でスモールスタートに適していること、即日出荷も可能なスピード処理、ロゴのオンデマンド印刷など、機能面でも同社のECプラットフォームセンターがとても魅力的であることが理解できました。さらに『短期間での稼働』というお願いについても、しっかりと対応してくれて、ECサイトのローンチを不安なく迎えることができました。

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dillydillyで目指すは、これまでにない新しい通販の姿

今後の展望について教えてください。

阪本dillydillyは古舘プロジェクトが立ち上げた新たなチャネルです。現在は取り扱いアイテム数も限られていますが、私たちが選んだすぐれたプロダクトをどんどんご紹介していくとともに、これまでのECサイト、つまり"ものを売るだけのサイト"にはないエンタテインメントもお届けできる"新しい通販の姿"を目指していきます。今後はタレントや放送作家をプロデュースするように『ものづくりアーティスト』のプロデュースも手掛ける方針です。これからdillydillyで培う経験を役立てながら、まずは日立物流とのパートナーシップで、dillydillyの成長と未来への扉を開いていきたいと考えています。

※所属部署、役職等は取材時のものになります。