当社グループは、基本的な考え方「社会貢献活動のめざすこと」に従って、国内外問わず「交通安全」「次世代の育成」「環境保全」「イノベーション」「地域貢献」の分野でのさまざまな活動を支援し、良き企業市民をめざしています。
未来あるこどもたちの生命を交通事故から守り、また命の大切さを伝えるため、交通安全教室を実施しています。
全国の自治体や交通安全協会等へスポークリフレクター(自転車用反射材)を寄贈する取り組みを行っています。交通安全教室や交通安全キャンペーンで配布するなど、交通事故防止の啓発活動に役立ててもらっています。2022年度は横浜市交通安全協会とひたちなか市役所へ寄贈しました。
公益財団法人交通遺児育英会(あしながおじさん)へ寄付を行っています。交通遺児育英会は、保護者が道路上の交通事故が原因で亡くなられたり、重度の後遺障害のために経済的に修学が困難になった子どもたちに学費を貸与し、教育の機会均等を図り、社会有用の人材を育成することを目的として設立されたものです。
次世代を担う若者に物流業界について理解を深めてもらうため、国内外で職場体験やインターンシップの受け入れ、また、大学生向けの寄付講座の提供などを行っています。2022年度は国内グループ会社5社、海外グループ会社2社の7社で95名を受け入れました。
SCRCACでは、STEAM(科学、技術、工学、芸術、数学)プログラムの支援を通して、次世代の育成に取り組んでいます。2022年度は、高校生が科学技術や知識を競い合う「サイエンスボウル」への協力など、さまざまな教育プログラムに協賛しました。
[2022年度活動参加グループ会社] LOGISTEED America, Inc.
※SCRCAC : Southern California Regional Community Action Committee
北米の日立グループ各社で構成される社会貢献委員会。当社グループはロジスティクスパートナーとして参加しています。
トルコのグループ会社Mars Logistics Group Inc.は、現地の物流協会と共同で、大学生や専門学校生を対象とした「ロジスティクスケーススタディコンペティション」を開催しています。このイベントは、学生に物流業界に関心を持ってもらうため2003年より開催され、2022年度は、435名の学生がオンラインで参加しました。
当社は、一般社団法人日本物流団体連合会が物流人材育成を目的として大学生を対象に実施している講座に、講師を派遣しています。
2022年度は、「物流企業の機能と経営」というテーマで、青山学院大学、東京都立大学、横浜国立大学の三校310名の大学生を対象に、当社の主力事業である3PLの説明を中心に講義を実施しました。聴講希望者が多数となり抽選にて受講者を選定した大学もあったことや、昨年度の受講者数より全体で約70名増えたことなどから、物流に関する関心度の高さがうかがえました。講義では、教科書だけでは学べない物流企業の生の最新の取り組みを紹介することで、これから社会にはばたく若い世代の人たちに、物流に関する理解と興味を促すとともに、率直な意見を伺う機会となりました。
受講者からは、「3PL事業のメリットとリスクの両面について理解を深めることができた」「動画を用いた説明により、作業内容や工程などが把握しやすかった」「グローバル化への対応、ドライバーや働き手不足の解消に向けた省力化への対応の必要性など、現在、物流業界が直面している課題について詳しく学習することができた」などの感想が寄せられました。
これからの理工系人財に求められる資質(探究心、主体性、チャレンジ精神、創造性)と能力(問題発見・課題解決力)の育成をめざした取り組み「日立みらいイノベータープログラム」に協力しています。2022年度は千葉県柏市の小学校で出張授業を行いました。
[関連リンク]
スポーツを通じて、地域の活性化に寄与するとともに、青少年の健全な育成に協力しています。
当社陸上部は、千葉県松戸市教育委員会が主催する『かけっこ教室』に協力しています。この教室では、陸上部の選手とコーチが、市内の小学生およそ100名に速く走るために必要な準備やコツを一緒に楽しみながら教えています。
[関連情報]
子どもたちの健全な成長のための活動を行う団体や次世代のモビリティ研究を担う人材育成に注力している大学への寄付支援を通じて、多様な人財が活躍する社会基盤づくりに貢献しています。
主な寄付先(2022年度) | 公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン |
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名古屋大学 未来社会創造機構 モビリティ社会研究所 |
持続可能なくらしや産業の実現に向け、新たなイノベーションの基盤づくりに貢献しています。特に自動運転による次世代交通システムや総合的なモビリティデザインなど、物流と深い関わりを持つロジスティクスを中心とした未来の社会を支えていくための研究や取り組みへの支援を行っています。
主な寄付先(2022年度) | 東京大学生産技術研究所 次世代モビリティ研究センター |
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国内外各社において、事業所周辺の美化活動を定期的に行っています。2022年度は、新型コロナウイルス感染拡大の防止対策を講じながら16社が活動しました。
LOGISTEED Malaysia Sdn. Bhd.では、2022年7月に「環境を考える日」と銘打ち、物流センターの近隣に位置する自然公園をトレッキングしながら清掃活動を行うイベントを開催し、約3時間で総量約100Kgのゴミを回収しました。これからも人と自然を大切にした活動に取り組んでいきます。
当社グループは、不要な古着を回収し、開発途上国へ送ることでワクチンが寄付される「古着deワクチン」企画に2020年度から参画しています。「古着deワクチン」は、「認定NPO法人 世界の子どもにワクチンを 日本委員会」等が主体となり運営している取り組みで、日本から開発途上国に送った古着が再利用や雇用の創出につながるとともに、古着25キロにつき5人分のポリオワクチンが開発途上国の子どもたちに寄付される仕組みとなっています。2022年度は約1トンの古着を回収しました。また、SDGs達成へのこれまでの貢献が評価され、2023年度6月に運営事務局より「古着deワクチンSDGsサポーター」に認定されました。
ワクチン支援の子どもたち
SDGsサポーター認定書
多様化する環境問題の解決に取り組む団体への寄付支援を通じて、地球上の自然や生態系を守るための活動に貢献しています。
主な寄付先(2022年度) | 公益財団法人 地球環境戦略研究機関 |
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公益財団法人 世界自然保護基金ジャパン | |
公益財団法人 オイスカ |
従業員が持ち寄った食料品や玩具などを、地域コミュニティへ寄付する活動を実施しています。
[2022年度活動参加グループ会社] J.P.Holding Company, Inc.、LOGISTEED America, Inc.
チェコのグループ会社ESA. s. r. o.の有志の従業員によってつくられた慈善基金を通じて、経済的支援を必要とする人たちへ定期的に寄付をしています。会社は従業員寄付額の2倍の助成金を拠出し、従業員とともに支援活動を続けています。
被災地への災害支援を行っています。また、各地域での災害発生の際は、地域支援を目的として義援金の拠出を行っています。
当社は、2022年度に、NPO法人「Fukushima いのちの水」に、フードロス削減の観点から本社ビルの災害用備蓄品を寄付しました。「Fukushima いのちの水」は企業などから寄付された飲料水などの希望者への無償配布を通じて生活支援を行っている非営利団体です。
国内外において、献血運動に積極的に協力しています。当社本社地区では2007年より集団献血会を開催しており、長年の献血活動への協力に対し、2022年に東京都赤十字血液センターより感謝状を授与されました。
[2022年度活動参加会社] | ロジスティード(株)、ロジスティード東日本(株)、ロジスティード南関東(株)、ロジスティード中部(株)、ロジスティード九州(株)、ロジスティードエクスプレス(株)、ロジスティード北日本(株)、ロジスティードコラボネクスト(株)、ロジスティードケミカル(株)、Flyjac Logistics Pvt. Ltd.、ESA s.r.o.、LOGISTEED China, Ltd. |
「東京を花と緑あふれる魅力ある景観を持つ都市にする」という目的に賛同し、当社の本社がある東京都中央区の連合会や企業とともに「はな街道」に参画しています。クリーンウォークという環境保全の観点からの美化活動へ参加し、地域に根差した社会貢献活動を行っています。
当社陸上部は、2012年から千葉県松戸市を練習拠点として活動する一方で、同市の小学生を対象とした「かけっこ教室」の開催や市の陸上競技場を利用してトレーニングを行うなど、同市との交流を続けています。そのような中、2021年10月に市民サービス向上と健康づくりにより豊かな社会生活を実現することを目的に同市と「陸上競技を通じた地域振興・地域貢献の相互連携に関する協定」を締結し、さらなる連携の強化と地域の活性化に取り組んでいます。
地域の多様な人々がつながりを持ちながら、より豊かで安心・安全なコミュニティをつくっていけるよう、さまざまな組織との協働を通じ、地域に根差したコミュニティ活動を積極的に後押ししています。また昨今の感染症対策に関する寄付等も行っています。
主な寄付先(2022年度) | 特定非営利活動法人ジャパン・プラットフォーム |
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当社グループは、事業と関連する分野への貢献活動を通じて広く社会に役立つためロジスティードグループ「まごころ基金」を2008年に設立しました。この基金は、グループの従業員や役員の有志から寄付金を募り、活動の際に支出する金額と同額を会社が加えるマッチングギフト制度で、「交通安全・交通事故防止」「地域貢献・社会福祉」「環境再生・環境保全」の分野への寄贈や寄付活動を行っています。この仕組みは、従業員が社会課題とその解決への貢献をより身近に感じるきっかけとなっています。
寄贈 |
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寄付支援 |
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寄贈 |
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寄付支援 |
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緑化支援 |
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雨水貯水装置の設置支援(ミャンマー) -オイスカ「子供の森」計画
金額(単位:千円) | |||
分野 | 寄付金 | 活動費 | 合計 |
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交通安全 | 5,440 | 331 | 5,771 |
次世代の育成 | 10,547 | 6,911 | 17,458 |
イノベーション | 5,000 | 0 | 5,000 |
環境保全 | 7,459 | 2,295 | 9,754 |
地域貢献 | 30,454 | 19,527 | 49,981 |
合計 | 58,900 | 29,064 | 87,964 |
対象範囲:当社、国内グループ会社、海外グループ会社
社会性データを一覧にまとめています。
ロジスティードの企業情報