2024年9月11日
ロジスティード株式会社は、グループ会社のロジスティードソリューションズ株式会社(以下、ロジスティードソリューションズ)が開発した、物流現場に最適な自律移動型協働ロボット「AutonMate(オートンメート)」を物流センターに導入し、稼働を開始しましたのでお知らせいたします。
当社グループは、生産年齢人口が減少する環境下においても安定して物流サービスを提供するため、倉庫運営の重要なリソースである「作業者」と「設備」を最適化し、倉庫全体の生産性向上をめざす取り組みを行っています。その一環として、倉庫内で人との協働によりピッキングをアシストし省人化を実現するAMR(自律移動型ロボット:Autonomous Mobile Robot)の開発を進めてまいりました。次世代AGV(自動搬送機:Automatic Guided Vehicle)と位置づけられるAMRは、ガイド無しで走行でき、自ら判断して人や障害物を自動的に回避しながら移動するロボットです。磁気テープや二次元コードなどの床面ガイドが不要なためAGVと比較して短期間で導入でき、レイアウト変更も容易に行えるという利点があります。
このたび、千葉県柏市のロジスティード東日本株式会社 柏の葉営業所に16台導入し、作業動線の最適化による省人化の取り組みを進めてまいります。
従来の作業では、作業者はピッキングリストに従い、台車を押して棚間を移動しながらピッキングを行っていました。AutonMateを使ったピッキングでは、作業者と複数のAutonMateが連携してピッキングを行います。複数のAutonMateが常に作業者に対して先回りして待ち構えており、作業者はその中から最も効率のよいロケーションを指示に従い移動してピッキングを行います。複数のAutonMateと連携して動くことにより、人の歩行距離を減らすことができます。
(1)群制御により渋滞のない最短経路で棚間を移動し、ピッキングをアシスト、作業者の歩行を減らし生産性を向上させます
(2)ロボットの専用エリアが不要なため、導入時の庫内レイアウトの変更は不要、初期コストを抑制します
(3)庫内マップ作成やパラメータ設定はコントローラを使ってユーザー自身で行えるため、庫内レイアウト変更が容易、ランニングコストを抑制します
(ご参考)
9月10日(火)~13日(金)に開催される「国際物流総合展2024」(会場:東京ビッグサイト)の当社ブースで「AutonMate」を出展します。セミナーA会場ではロジスティードソリューションズによるプレゼンテーションも行いますので、ぜひご登録の上ご来場ください。
詳細はロジスティードソリューションズのニュースリリースをご覧ください。
当社グループは、DX・LT(Logistics Technology)・現場力で、「新たな付加価値による事業領域の拡張」「スマートロジスティクスの進化」「ESG経営基盤の強化」を推進し、グローバルなサプライチェーン戦略パートナーをめざします。
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