インドネシアにおける物流サービス
ロジスティードは、インドネシアにおいて自社社員による物流センター運営、配送を実施し、高品質かつ多様なサービスで、お客さまの物流管理を強力にサポートしています。
2018年5月には新たに保税ライセンス(PLB)を取得しました。物流リードタイムの短縮とキャッシュフローの改善に貢献します。
お客さまの課題
お客さまの悩み1作業品質の確保
在庫差異が多く、入出荷作業の管理が適切にできていない。また、トラックの不具合といったリスクもあり、品質向上が課題であった。
お客さまの悩み2長いリードタイム
インドネシア国内に拠点がないため、国外から輸入するなど長いリードタイムが必要であった。
お客さまの悩み3非効率な配送
長距離輸送が片道での手配で、非効率な配送となっていた。また、ドライバー一人での運行のため、納期に時間がかかることが課題であった。
ロジスティードが解決!
解決方法1社員教育とシステムの導入
日本と同等の教育カリキュラムでの新任社員教育や、WMSの導入により、入出荷、保管作業の管理精度を向上。また、一部ルートにおいては自社車輌、自社ドライバーでの配送を行うことで、配送品質の向上を図りました。
解決方法2保税倉庫(PLB)の活用
保税倉庫(PLB)を活用することで非居住者の資産として現地に在庫を保有することができ、リードタイムの短縮につながりました。
解決方法3混載便と二人運行
混載便の使用により、少量の荷物から対応。また、ドライバー二人体制で長距離輸送を運行することにより、納期の短縮が可能となりました。
ロジスティードのソリューション
ロジスティードならではの経験と実績を活かし、インドネシアにおいてもお客さまのご要望に合わせたサービスを提供しています。
キーポイント
- (1)物流センター
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チカラン、スラバヤ(モジョケルト)、プルワカルタエリアに自社センターを保有、3シフト制にて24時間稼働しています。東ジャワ物流センター(スラバヤ)では保税物流センター(PLB※)のライセンスを保有しています。
※Pusat Logistik Berikatの略称
- (2)車輌
- ジャワ島にて自社車輌、自社ドライバーによる配送を行っています。
- (3)教育
- 日本と同レベルのカリキュラムを用い、座学、実技にて徹底的に現地新任社員を教育。日本人によるバックサポートも行っています。
- (4)システム
- ロジスティードグループが開発したWMS(物流センター管理システム)をお客さまのニーズに合わせてカスタマイズし、入出荷、 在庫管理をサポートします。自社車輌には全車GPSを搭載し、タイムリーな位置情報の把握が可能です。
- (5)品質管理
- 生産性や日々収支の見える化によるコスト管理や、品質管理(QC)担当者の倉庫巡視などにより、トラブルの早期発見、改善活動の実施、庫内環境の整備(5Sの徹底)を行います。
自社物流センター概要

自社車輌

トレーラ
- 最大積載: 74.7 m³
- 積載可能重量: 16 t

ウィング車
- 最大積載: 54.0 m³
- 積載可能重量: 9.5 t
ジャワ島 トラック幹線輸送

現在西ジャワ⇔東ジャワ幹線輸送を行っております。その他ルートに関しても、お客さまのご要望に合わせてご提案します。
保税物流センター(PLB)のライセンスを取得
「東ジャワ物流センター」で、製造業向けに保税物流センター(PLB)のライセンスを取得しました。東ジャワ州での認可取得は日系企業で初であり、業種を問わずさまざまな製造業の輸出入業務に対応します。
PLBを活用した輸入スキーム

- 非居住者の資産としてインドネシアに在庫を保有できる
- 代理店等を通じて販売/調達する必要がなく、VMI※の運用が可能
- 課税の対象となるのは、PLBから搬出した製品のみ
- キャッシュフローの効率化が見込める
※VMI(Vender Managed Inventory):ベンダー在庫管理方式。必要な時に必要な量を販売/調達できる
PLBを活用した輸出スキーム

- 完成品(作り置き在庫)の外部倉庫保管が可能になり、製造スペースの確保につながる
- 輸出品保管が可能となり、複数顧客の納品/混載が見込める
- キャッシュフローの効率化が見込める
PLBを取得した物流センターの概要

PLBと従来の保税倉庫との比較(主な項目)

インドネシアで保税物流センター(PLB)のライセンス取得に関するお知らせ