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ロジスティード

INTERVIEW 01
INTERVIEW 01

モノの動きが多様化していく中、
ニーズに対し+αの
価値を提供できる
物流サービスを生み出したい。

石橋 愛 AI ISHIBASHI

PROFILE

ロジスティクスソリューション開発本部
スマートロジスティクス推進部/2019年入社
国際社会学部 国際社会学科 卒業

2019年 営業開発本部 デジタルビジネス開発部 所属
デジタル技術を活用した新規事業の企画や、デジタルマーケティングの導入などを担当
2020年(入社2年目) ロジスティクスソリューション開発本部 スマートロジスティクス推進部 所属
企画から携わるサービスの事業化を担当
  ※所属については、掲載当時の内容となっております。

近年普及が進む自動認識技術を用いて
新時代の物流サービスを生み出す

私が所属しているスマートロジスティクス推進部は、協創パートナー企業とのロボットやAIなど先進技術の研究開発から物流現場への導入、新規ソリューションの事業化などに取り組んでいます。中でも、私が今、力を注いでいるのが、レンタルやサブスクリプションを展開する企業向けの物流サービス「レコビス」の導入先を拡大することです。

「レコビス」は、新しい消費の在り方に対応できる物流サービスを創造したいという想いから生まれたもの。これまでの消費スタイルは、消費者が企業から商品を購入して終わり、が主流でした。しかし、近年増加しているレンタル・サブスクリプションサービスの場合、消費者が企業から洋服や家具などモノを借り、使用後に返却するため、また倉庫に戻ってきます。従来の物流のオペレーションとは大きく異なり、しかも、同じ商品でも一点ずつ使用頻度や汚れ具合が異なります。そうした詳細な情報をRFIDというICタグを使って正確に、効率的に管理することが、「レコビス」という新しいサービスのポイントです。

このサービス初の導入先であるファッションのサブスクリプションサービスの物流現場を立ち上げたことは、今までで一番印象に残る仕事になりました。当社にとっても新しい取り組みですし、お客さまにとっても新規事業。知見のない部分に関しては想像力を働かせながら仮説や計画を立て、入荷、出荷、返却という各工程の作業方法や手順を検討し、現場担当者や営業担当者とも何度も話し合いを重ねました。運用に向けてシミュレーションを丹念に行いながら、やりづらい箇所や時間がかかっているところなど問題点を素早く改善し、ブラッシュアップしていく...。その過程はもちろん大変でしたが、同時にとても勉強になったと思います。

仕事風景1

会社を挙げて取り組んでいる
若手が輝ける環境作り

実はこの「レコビス」というサービスの名称は、私が提案したものなのです!チーム内で案を出し合った中から、私の名称が採用されました。サービスの認知度向上のため、社外向けWebセミナーの開催や、当社グループの全国の営業担当者向け説明会も担当していますが、そういった場では自分の言葉で名称に込めた想いを伝えさせていただいています。入社3年でもそうした大きなチャンスがもらえることは、働きがいにつながっています。

事業に関わることに限らず、会社として若い人たちの意見を積極的に採用する風土があると感じますし、若手社員が働きやすい環境が整っていることを実感しています。例えば入社したばかりの頃って、「どうしてこの作業が必要なのだろう?」とか、「もっと効率的にできないかな?」など、長年働いて慣れている方たちに比べ、業務において疑問を抱くことが多いと思います。当社にはそうしたちょっとした意見や要望を出せる機会が定期的に設けられていて、私たち若手社員のリアルな声に耳を傾けてくれます。採用された意見は、ほかの部署とも連携して、業務改善に向けて実際に動いていきます。ですから、私たち若手社員も安心して働けますし、実際、働きやすさは日々向上していると感じます。

仕事風景2

「知らない世界を見てみよう」
好奇心が開いた自分の可能性

学生時代は外国語系の大学でビルマ語を専攻していました。「なぜ言語畑から物流業界に?」と聞かれることも多いのですが、きっかけは就職活動をしていたときに「いろいろな企業から話を聞ける機会は今後ないだろうから、あまりなじみのない業界の話も聞いてみよう」と思ったこと。それで参加したのが、当社をはじめ物流業界の企業が集まる説明会でした。

当時、社内外問わず多くの人と関われる仕事につきたいと思っていたので、当社が積極的に取り組んでいる「3PL事業」に非常に興味が湧きました。この事業に関して国内シェア1位の実績を誇っていたことと、ドライバーの労働環境など物流業界が抱えている問題の解決に向けて、他企業とも連携しながら積極的に動いていることが確認できて、「この会社なら面白いことができそうだな」と感じたのが決め手となりました。

入社してからは、学生時代の専攻とまったく違う分野でもあり、学びの連続。会社が提供してくれるロジカルシンキングや問題解決のトレーニング、外部のセミナー参加など、学びの場がたくさん用意されているのも、私にとってはうれしいところです。もともと決まったルールの中で物事を進めていくより、どうすればいいか自分で考えて、実際に手足を動かす方が性にあっているので、今の働き方はぴったりだなと感じています。

また、学生時代にミャンマー留学を通して学んだことも今、仕事をする上で役立っていることの一つ。異国の地だと、相手がなぜそういう発言をするのか、なぜそんな行動をとるのか疑問に思うときが多々あり、ただ、そのときに「理解できない」と反射的に拒絶するのでなく、「この人はどうしてこんなことを言ったのだろう?」と突っ込んで考えてみたら、その裏には現地の慣習や文化があることに気づきました。

現在の仕事もいろいろな企業・部署の方と関わることが多く、立場が変われば、それぞれが持っている常識も異なります。留学を経て身に付いた「どんなときでも相手の立場に立って考える」という姿勢は、社会人になった今もプラスに働いているなと思います。

仕事風景3

お客さまにも、その先の消費者にも
+αの価値を感じてもらえるように

スマートフォンで手軽に買い物をしたり、商品を購入する前にレンタルして使い心地を確かめたり、少し前にはなかったようなサービスが当たり前のように生活に根付いてくると、消費を取り巻く社会の在り方も変わっていきます。世界的にDX(Digital Transformation)と呼ばれるデジタル化が加速する中、私たちを取り巻く「モノ」の動きもますます多様化していくだろうな、というのは、日々仕事をしていても強く感じることです。物流業者として、こうした動きに対応できるような柔軟性を持ちながら、同時に環境的にも、マンパワー的にも持続可能な物流を作っていくという意識がこれから大切になっていくと思います。どこに人手をかけて、どこをデジタルに置き換えるのか。そうした人とITの棲み分けを上手に行っていくことも必要になるだろうなと感じています。

私自身、今はまだ上司のサポートを受けながら、という段階ですが、将来的にはリーダーとして当社のプロジェクトを中心的に進めていけるような人財になりたい。そして、お客さまのニーズに応えることはもちろん、消費者の方々や社内外で関わる人たちにも+αの価値を提供できるような物流サービスが生み出せるようになりたいです。

そのために日々、物流の知識を勉強しつつ、社会の動きに対しても意識的にアンテナを張り、成長し続けていきたいと思っています。

仕事風景2

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